トレード成長の壁を超える学習ループ|停滞を突破する習慣化の力

朝のコーヒーみたいに、毎日のトレードにも“味わい”がある。
勝つ日もあれば、なんだか冴えない日もある。だけど、どっちの日にも同じくらい価値がある。なぜなら、上達は「結果」じゃなく「練習」から生まれるからだ。

ここでは、私がふだんやっている学習ループを、wellvaらしく“緩く、でも続ける”視点で書いておく。読んで終わりじゃなく、あなたの一日のどこかに、そっと置ける話になれば嬉しい。

目次

停滞は“基礎が身についた合図”

トレードを続けていると、必ず来る時期がある。
「負けは減ったけど、利益も伸びない」「悪くないけど、良くもない」。
多くの人はここで焦って、やり方を総入れ替えしたくなる。でも、それはもったいない

停滞は“ブレーキ”じゃなく“合図”だ。
基礎が体に入ってきたからこそ、細部を磨く段階に入ったというサイン。
だから私たちがやることは一つ。大きく変えない。小さく直す。この姿勢が、結果的に一番速い。

ちなみに私自身せっかく上手くいっていたのにも関わらず多少の連敗で自分のこれまでのやり方を否定して、再び他の手法に目が行き、何度も何度も同じことを繰り返してきた。だからこそ、この記事を読んでくれているあなたには同じような辛い道は歩まないでほしい。

学習ループ:やって → ふり返って → 少し変える

難しいことはしない。やる → ふり返る → 学ぶ(直す)
これを淡々と回すだけで、精度は上がる。

  1. パフォーマンス(実行)
     その日のトレードを、いつも通りやる。特別な技は要らない。
  2. フィードバック(ふり返り)
     「狙い」と「実際」を並べる。勝ち負けじゃなく意図の一致を確認。
  3. 学習(修正)
     次回、何を一つだけ変えるかを決める。二つは多い。一つでいい。
  4. 再挑戦
     翌日、同じ条件で試す。合っていれば継続、微妙なら別案に差し替え。

ポイントは、一歩幅を小さく保つこと
“天才のジャンプ”は要らない。“普通の一歩”で十分だ。

具体:私が記録しているのはたった4つ

ノートはシンプルに。増やさないのがコツ。

  • 狙い:反発の戻し? 反転の継続? (どっちを取りにいった?)
  • 根拠:どの価格の「試し」を見て、どのローソクで決めた?
  • 結果:RR固定? 途中手仕舞い? 建値撤退?
  • ズレ:狙いと実際のズレは、どこで生まれた?

これだけで“自分の癖”が見えてくる。
人は「勝った理由」よりも「ズレた理由」から多くを学ぶ。失敗は、次の成功の注釈だ。

RR固定は“土台”。応用は“段階的”に

まずはリスクリワード固定で良い。
“手軽で堅い”し、メンタルが乱れにくい。これで資金曲線を安定させるのが先決。

そのうえで、ゆっくり途中手仕舞い建値撤退を試す。
ただし、ここは難易度が上がる。判断の自由度が増える分、ブレやすい
やるなら必ず、次の順番で。

※この段階でポジションを分割で建て半分をこれまで通り、でもう半分を実験的に試してみるといい。

  1. 条件を言語化(例:直近の“試し高値/安値”に触れて反応が弱いときは半分利確)
  2. 過去検証(その条件でRR固定より優位か?)
  3. 小さく実装(1日1回だけ使う、週1回だけ試す…など運用制限つきで)

うまくいくなら継続。微妙なら一旦外す。
戦術は“採用”も“撤回”も軽く。重く抱えないのがwellva流。

ダマシを“否定”せず、“材料”にする

ブレイクしたのに戻される。割れたのに反発する。
それがダマシ。完全に避けることはできない。
だから「騙された」で終わらせず、“何を試したか”の足跡として使う。

  • ダマシ高値:超えられないサイン → 上の重さを把握
  • ダマシ安値:割り切れないサイン → 下の硬さを把握

次のローソクの反応を見る。試された“あと”の足こそ、私たちのエントリー根拠になる。
“怖い動き”は、裏返せば“頼もしい材料”。視点を変えるだけで、同じチャートが別物に見える。

「楽して勝ちたい本能」とのつき合い方

人の本能は、楽をしたがる。
「勝ち方だけ知りたい」「イチ抜けしたい」。その気持ち、私にもある。
でも、上達は“地味な練習”からしか生まれない。ここだけは、誤魔化せない。

だから私は、練習を軽くする
・ふり返りは5分だけ
・ノートは4項目だけ
・修正は1つだけ
ハードルを下げれば、続けられる。続くものだけが、力になる。

wellvaの習慣:緩く、自由に、自分らしく

wellvaは「完璧」を求めない。
いつもの散歩、コーヒー、ストレッチ、深呼吸。心身が整えば、判断は自然にシンプルになる。
ライフの整いは、トレードの整いだ。

  • 朝:軽い運動と一杯のコーヒーで“ゼロ化”
  • 昼:1トレード終えたら、短いふり返り
  • 夜:読書や散歩で “次のための余白” を作る

トレードだけが人生じゃない。
でも、どう生きるかがトレードに出る。
だから、緩く、自由に、自分らしく。必要以上の負荷は掛けない、そのままのリズムで学習ループを回せばいい。

すぐ始められるミニチェック

今日から使える、3行ジャーナル

  1. 狙い:何を取りにいった?(反発/反転/継続)
  2. 根拠:どの「試し」と、どのローソク?
  3. 次の一手:明日“ひとつだけ”変えることは?

この3行が、あなたの小さな学習ループ

何度も言うが大きく変える必要はない、そして自分なりの根拠や型がさだまったならぜひ自分なりの言語化を付け加えてみてほしい。(世の中色々な手法があるがその多くはざっくり見れば同じ事をやっていて、そこまでのアプローチの違いや言い回しの違いでしかない)


積み重ねれば、いつのまにか遠くまで来ている。
大切なのは磨き続けること。

まとめ:結果より、練習。練習より、習慣

  • 停滞は“合図”。大きく変えず、小さく直す。
  • 学習ループは「やる→ふり返る→少し変える」。一歩を小さく。
  • RR固定で土台、応用は段階的に。採用も撤回も軽く。
  • ダマシは材料。試された“あと”を観る。
  • 本能は楽を求める。だからハードルを下げて続ける仕組みを。
  • wellvaは、緩く、自由に、自分らしく。生き方が、トレードに映る。

今日も練習しよう。うまくいっても、いかなくても。
上達は、結果ではなく習慣の副産物なんだから。
では、また明日🌿

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