Wellva ゴールド5分足チャート 2026/08/14(金)

ゴールド5分足チャート 2026/08/14 マークアップ

8月14日の金曜日は、日付が変わってからじりじりと下げ続け、14時30分の底から夜にかけて約86ドル戻した一日でした。始値は4,383ドル台、日通しの安値が14時30分の4,311.04、そこから22時35分の4,397.06まで上げています。

私が実際に入ったのは13時台のロングが一度だけで、それも戻されて失敗に終わりました。ただ、この日のチャートで一番見どころがあるのは、私が入らなかった場所です。後半では、そこにつながる話として、私がテクニカル分析しか使わない理由を書きます。

ゴールド5分足チャート 2026/08/14 マークアップ
8月14日のゴールド5分足。午前の下落から14時30分の底、そこから夜にかけての上昇までをマークアップしたもの。
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9時55分 ── 東京時間の下落。セカンドレッグのプルバックを経て、10時から陰線3本で加速。流れが早くMAの角度を試さなかったため見送り

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10時45分ごろ ── 下げ止まり。11時台まで狭い横ばいへ

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13時台 ── MAの上抜け後のプルバックを待ち、セカンドでロング。戻されて失敗。三度目の試しも失敗

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14時30分 ── 陰線の下ヒゲで4,311.04。午前の底を試して反転

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16時20分 ── 1番足の陽線が直前の陰線3本を取り返してブレイク。売り方を巻き込んで上昇

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20時15分 ── Wパターンのネックラインを大陽線でブレイク。22時35分に高値4,397.06

東京時間 ── 素直に下げた、それでも入らなかった

東京時間はきれいな下落相場から始まりました。セカンドレッグのプルバック、つまり下げの途中で一度戻す動きを経て、9時55分の足を最後に戻りが終わり、10時から陰線が3本続いて下げが加速しています。

ここは見送りました。流れが早く、きれいなMAの角度を試すことなく落ちていったからです。やはり東京時間は素直にトレンド方向に伸びやすい、という印象。下げが止まったのは10時45分ごろで、そこから11時台にかけては横ばいに入ります。

正午過ぎ ── セカンドで入って、戻された

横ばいのあと、価格はMAを上にブレイクしました。プルバックを待っていたのが13時です。そこでセカンド、つまり二度目のエントリーチャンスで買いに入りましたが、これが戻ってきてしまい、失敗に終わっています。三度目の試しも失敗し、そこからまた下落しました。

下落は午前中につけた底値まで戻ります。14時30分の足が陰線で下ヒゲをつけて4,311.04。午前の安値をわずかに下回って、そこから再び上昇していきました。入った方向そのものは、このあとの展開を見れば間違っていません。ただ、位置が早かったということです。

この上昇で長期チャネルラインの上部を試したのが15時あたり。そこからプルバックし、2レッグで再びチャネルラインを試す形になりました。やはりこのチャネルは意識されている、という印象です。

16時20分 ── 売った人を巻き込んだ一本

ここが、この日でいちばん面白い場面です。

チャネル上端を2度試して、セカンドのロングが失敗した。それを見て、反転下落を狙ってショートを打ったトレーダーがいます。私のエントリーではありません。ただ、そこで売った人がいることは、チャートから読み取れます。

それを否定したのが、1番足の陽線でした。16時20分の陽線が、直前の陰線3本で押し下げられた分を一本で取り返し、チャネル上端の2回目の試しからの流れをブレイクしています。この陽線は、ここでショートした人を巻き込んでいる形です。捕まった売りが決済を迫られれば、それは買い注文になります。そこからMAを破ることなく、きれいに伸びていきました。

夜 ── Wパターンのブレイクと、SHSの右肩

再びプルバックしてきたのが19時台です。そこからセカンドのプルバックで、非常にきれいなWパターン、いわゆるダブルボトムを形成して、20時15分の足でブレイクしました。始値がそのまま安値、終値がそのまま高値という、迷いのない一本です。

そこからオーバーシュートした形でSHS、ヘッドアンドショルダーのトップを作り、プルバック。これもSHSの右肩の形になるのですが、右肩でしっかりセカンドのレッグを試しています。この時間帯は私は見ていませんが、非常にきれいな右肩からの反転の取り方でした。下限のチャネルラインを試して、MAも意識されるところ、かつプルバックに引けるトレンドラインのブレイク。それを全部破る形で伸びていき、22時35分に日通しの高値4,397.06をつけています。

この日の結論

チャネル上端の2度目の試しでセカンドのロングが失敗し、そこを売った人がいた。16時20分の陽線は、その売りを巻き込んで伸びている。誰かの根拠が否定された場所に、次の値動きの燃料が置かれる。

テクニカル分析は、こじつけである

16時20分に売って捕まった人は、いい加減な売り方をしたわけではないと思います。チャネルの上端を2度試して、セカンドのロングが失敗した。反転を狙う根拠としては筋が通っています。それでも、その売りは踏まれました。分析が間違っていたというより、多数派ではなかった。ここからは雑談として、私がテクニカル分析しか使わない理由を書きます。

そもそもテクニカル分析とは、価格が上に行くか下に行くかを、絶対的な理由ではなく視覚的情報から構成される図形を判断して当てているものです。ニュースや社会的な出来事があって、そこで決まったことがあって動く、というものではない。自分が見ているチャートのラインやローソク足から、視覚的に意識される位置を特定して判断していく。いわば、自分の勝手な根拠の押し付け、こじつけなんです。

こう書くと、では効かないのかと思われるかもしれませんが、そうではありません。世界中で、そのこじつけをみんなでやっているからです。同じ場所に線を引き、同じ形を見て、同じところで身構える。だからチャートに大衆心理が現れる。チャートを読むというのは、価格を読むことではなく、そこにいる人間を読むことなんだと私は思っています。

16時20分の陽線も、それだけの話です。売った人のこじつけが外れて、決済を迫られた。その買い戻しが、次の上昇を作りました。私個人が、レートの数字以上にローソク足やラインのほうが機能すると思っているのは、そこに人の判断が残るからです。

私も最初の頃は、ニュースや経済指標、ファンダメンタルズを少しかじってみました。使えれば全然強い道具だと思います。ただ、自分が毎日向き合う画面に映っているのは、結局ローソク足でした。

そのテクニカルでも、私はいろいろ手を出して結局は遠回りをしています。だから勉強するうえで一番大事なのは、簡単なことから始めてほしい、ということです。誰も使っていないようなインジケーターに手を出す、複数を組み合わせる、移動平均線の数字をいろいろ変えてみる。そのどれもが無駄ではないのですが、確実に遠回りになります。実際にチャート画面を開いて、みんなが表示しているものは、おそらくローソク足です。一番多くの人が見ているものに、一番多くの人の判断が映る。であれば、まずはそこからやってみるのがいいと私は思います。

一本からでも、その一本のやり取りに大衆心理が見えます。それがどこで出たのか、そこまでのローソク足が作った形、つまりパターンや主要な水平ラインの位置。同じ一本でも、出た場所が変われば意味が変わります。ローソク足だけでも、フラクタルを意識した大衆心理は見えてきます。

上か下か、の前に

相場分析をしていると、初めのうちは「ここから上がるのか下がるのか」を知りたくて分析すると思います。私もそうでした。忘れないでほしいのは、相場は100対0でどちらかに偏ったりはしないということです。

上だと思ってロングした。実際に上昇はしたけれど、伸びが非常に悪い。逆も同じで、下落すると思って売った地点から、陰線はあまり続かないのにだらだらと下げて、でもすぐエントリーポイントまで戻ってくる。そういう場面が非常に多いんです。方向は合っていたのに、報われない。

なぜそれが起こるのかというと、相場には常に、三者がいるからです。

  • すでに買いを持っている人
  • すでに売りを持っている人
  • 今まさに、これからどちらかにポジションを持とうとしている人

上がるか下がるかを判断するとき、私たちはつい、目の前の一本だけを見てしまいます。ですが、この三者が今どれだけいるのかは、直接には分かりません。だからこそ、過去の動きから読む。どこで買いが溜まったのか、どこで売りが我慢しているのか、どこで入りそびれた人が待っているのか。この三者の意識を持って見ていくと、三つがどちらか一方に偏るポイントが見えてきます。当てる作業ではなく、偏りを探す作業なんです。

この日でいえば、いちばん動かなかったのは13時台でした。値幅にして5.37ドル。9時台の32.63ドルと比べれば、6分の1しかありません。同じ日の、同じ5分足です。ちなみに私がセカンドで買って戻されたのも、この時間帯でした。

だからこそ、ここは動かない場所なのかもしれない、その選択肢があるということを絶対に忘れないでください。上か下か、横か。三つ目を持っておくだけでも、エントリーの質はだいぶ変わってくるはずです。

上に動く理由と下に動く理由、その両方を相場から見つけようとすると、自ずとエントリーできるポイントは絞られてきますし、自分のテクニカル分析でも大衆心理というものが、だんだんと意識できてくると思います。

覚えておきたいこと

上か下か、横か。どちらにも動かないという選択肢を持っておくだけで、エントリーの質は変わります。

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