9月3日は、一日を通して上に伸びた日でした。未明1時40分の4,364が安値、夜10時の4,496が高値です。
値幅にすると130ドルほど。数字だけ並べれば、素直な上昇の日に見えます。
ただ、私が入っていたのは午後の狭いところばかりでした。順を追って書いておきます。

東京時間 ── 上げの初動に乗れなかった
朝は8時50分に売っています。4,381から4,386あたりの狭いラインの中での売りでした。
この時点で思っていたのは、MAの効き自体が弱いということです。線に寄り添って動くというより、線を無視して行ったり来たりしている形でした。
相場が動き出したのは10時ごろです。
この日の上昇の起点になったのは、実体の大きな陽線一本でした。9時55分から10時05分にかけて、それまで数ドルしか動かなかった足が、いきなり倍以上に伸びます。
ここで思ったのは、足の確定を待っていたら入る場所は残らない、ということでした。
実際そのとおりで、そこから14時00分の4,440まで、MAまで戻ってくる場面が一度もありません。値幅にして60ドルほどを、押しらしい押しもなく上げていきました。
私は戻したところでタイミングを取ります。戻しが来ないなら、入る余地はない。
東京時間はきれいにトレンドが出やすい時間帯だと思っています。本来なら狙いどころなのに、自分のシグナルと呼べるものは最後まで拾えませんでした。
- 上昇の初動が大きな陽線で、確定を待つと置いていかれる
- そこからMAまで戻ってくる場面が一度もなかった
- MAの効き自体が、朝の時点で弱かった
14時、それまでのトレンドを割った
14時00分の4,440が、東京時間の高値になりました。
その直後、ここまで支えてきたトレンドラインを割ります。
ここから構造が変わる。そう見ていました。
実際、相場はここから横に寝ます。
午後は、上と下を決める作業をしていた
15時20分の4,417を下値に、上は4,440。5時間半、20ドルあまりの幅の中を行ったり来たりしていました。
午後にやっていたのは、この上と下を決める作業です。17時過ぎに上のライン、19時過ぎに下のライン。
そのときに自分へ言い聞かせていたのは、その端を抜けるかどうかは、この時点では考えないということでした。
レンジの端は、抜けるかどうかを予想する場所ではない
上限を引いたら、それは上限として認識するだけでいい。そこを抜けるか抜けないかは、まだ決める必要がありません。
下限も同じです。下に割れることを前提にして見ない。
予想を先に置いてしまうと、そのつもりで一本一本の足を読んでしまいます。
足のほうが先で、予想はいりません。ラインは予測の道具ではなく、どこを見るかを決めるためのものだと思っています。
20時台、抜けた上限が支えに変わった
では、抜けたあとはどうするのか。ここが答え合わせでした。
20時を回って、まず4,430、続いて20時45分すぎに4,440を上に抜けます。
そして抜けたあと、それまで上限だった4,440が、今度は下から支える側に回りました。
そこへ上向きのトレンドラインと、MAが重なります。ロールリバーサル、トレンドライン、MAの3点です。
この重なりで1stが立ちます。抜けるかどうかを予想しなくても、抜けたあとに来る形はちゃんと見える、ということです。
夜10時には4,496。日中の上限から、さらに50ドルほど上でした。
見極めがつかないまま、入っていた
話を午後に戻します。
探していたのは、このままレンジで収まるのか、それとも下降トレンドに移っていくのかという見極めでした。
13時の時点では、下降トレンドを続けるのか、上への2レッグを作りにいくのか、その二択で見ていました。
正直に言うと、この見極めは最後までつきませんでした。
それでも、難しいと分かっている中でトレードを続けています。
自分で選んで入ったというより、入らされていたという感覚のほうが近いです。無理にやった感がありました。
やらなくてよかった場面だったと思います。
構造理解が掴めなかった日
構造理解というのは、相場の全部を分かることではありません。
無数にあるトレンドとレンジの中から、自分が使えるものを見つけられるかどうか。それだけです。
この日は、その使えるものが最後まで見つかりませんでした。
見つからないなら、大きなレンジとして位置づけて対象から外す。それで一日が終わってもいい。
分かってはいるのですが、画面の前にいると、なかなかそうもいきません。同じように5分足だけを見ている人なら、この感じは分かってもらえる気がします。
まずは、勝つことよりも生き残ること
一日で大きく削られるときというのは、たいてい一回の失敗では起きません。掴めないまま入って、また入って、が積み重なった結果です。
だから、掴めない日にどれだけ小さく終われるかのほうが、調子のいい日の数字よりずっと効いてきます。
まずは勝つことよりも、生き残ること。この日について言えるのは、これに尽きます。
地味な話です。ただ、明日もチャートを開くために必要なのは、こちらだと思っています。
構造が掴めない日は、勝ちにいく日ではなく、小さく終える日。
レンジの端は、抜けるかどうかを予想する場所ではなく、抜けたあとに何が重なるかを見る場所。

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